レイカーズのバス兄弟が球団売却を巡りジーニー・バスを正式に提訴
2026年10月9日
レイカーズのバス家が保有する残り17.82%の株式売却をめぐり、レイカーズの暫定オーナーであるジーニー・バスジーニー・バスと他の5人の兄弟姉妹が対立。
ジミー、ジョニー、ジェイニー、ジョーイ、ジェシーの5人は、ジーニーによる売却阻止の主張には法的・事実的根拠がないとして反論。 5人の兄弟姉妹は家族信託が保有する残りの株式を、ジョシュ・クシュナーとボブ・アイガーのグループへ売却する手続きを進めたい考えです。
争点は主に、2017年の裁判所命令がジーニーの同意なしで株式を売却することまで禁止しているのかという点です。 5人の兄弟姉妹は、その命令はジーニーを支配株主として維持する努力を求めたもので信託そのものを終了させる権利まで制限していないと主張しています。 また、売却が成立すれば信託側には約22億ドルの利益が見込まれるとされます。
一方で兄弟側は、ジーニーが自身の取締役・支配株主としての地位を維持するために売却を阻止しており、個人的利益と受託者としての義務が衝突していると批判しています。 裁判は当初11月5日の予定でしたが、12月8日に延期されています。
つまり簡単に言うと・・・・
- ジーニー・バス:バス家が保有する残りのレイカーズ株式17.82%の売却を止めたい - 他の5人の兄弟姉妹:その株式を売却したい
ただし正確には、争っているのは単なる「売りたい・売りたくない」だけではなく、誰に売却を決める権限があるのか、2017年の裁判所命令が今回の売却を制限するのか信託受益者の権利をどう扱うのかという法的問題です。
さらに兄弟側は、ジーニーが自分の支配株主・取締役としての地位を維持するために売却を止めようとしていると主張しています。これはあくまで兄弟側の主張です。
なぜ、ジーニー・バスは売りたくないのか? 現在のNBAでは、チームの「Governor(指定ガバナー)」であり続けるには、原則として15%以上の持分が必要とされています。
バス家の残り持分が17.82%**なら、その全体を誰か1人または支配主体が保持してNBAの承認を得れば、15%基準は満たします。 ただし重要なのは、「15%以上持っていれば自動的にGovernorになれる」わけではないことです。 Governorはチームの代表者としてNBAに承認される必要があり、支配権やオーナーシップ構造も関係します。 実際、ポートランドではトム・ダンドンが支配持分を取得してGovernorに就任し、ミネソタではマーク・ロアがGovernor、もとMLB選手のアレックス・ロドリゲスがAlternate Governorになっています。
構成●NBA Front Office Japan編集部
情報源
- Buss siblings formally file case against Jeanie over sale of Lakers shares ・ Dave McMenamin and Shams Charania