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カール=アンソニー・タウンズ、ニックスの契約延長交渉中断に失望 最大2億7600万ドルを巡る攻防

2026年10月12日

ニューヨーク・ニックスは10月9日、カール=アンソニー・タウンズ含む契約延長の資格を持つ選手との交渉についてシーズン後半まで中断すると公式声明を発表した。 チームは「来シーズンへの準備と、ファンに誇りに思ってもらえるシーズンを届けることに集中する」と説明した

タウンズは10月11日の練習後、「初耳だった。非常に残念だ」と率直な心境を明かした。 タウンズはこの決定について事前に知らされていなかったとし、「これはビジネスだが、我々にはコート上で取り組むべき仕事がある」とコメントしている。 プレシーズン開始以降、タウンズは自身の契約状況について複数回発言しており、ニックスの契約延長対象選手の中では最も積極的に自身の考えを示してきた。

タウンズは現在、最大4年2億7600万ドルの契約延長を結ぶ資格を持つ。一方、ESPNによると、ニックス側が提示しているのは4年約2億ドル。最大額との差は約7600万ドルに達しており、両者の交渉は大きく隔たったままだ。 単純計算では最大契約との差は約7600万ドル。 一方で、タウンズは詳細の金額は不明だが減額に関しては受け入れる姿勢を見せている

ニックスの名物オーナー、ジェームズ・ドーランはフロントオフィスに対して将来の柔軟性を考えセカンドエプロンを超えないよう求めているとされる。 **【リンク:セカンドエプロンとは】**

タウンズに最大規模の延長契約を与えれば、今後の補強や既存選手との契約に影響する可能性があるため、チームとしても簡単に最大額を提示できる状況ではない。

## ニックスは今夏にもセカンドエプロンの影響を受けた ニックスはすでに今夏、サラリー事情の影響を受けて、チームの生え抜き選手の控えセンターのミッチェル・ロビンソンは、年俸1500万ドルの契約でボストン・セルティックスへ移籍した。 その代役としてニックスが獲得したのは、アンドレ・ドラモンドとベテランズミニマムで契約。 ロビンソンを残すよりも低コストの選手を獲得することで、チームサラリーを抑えた形になる。 アンドレ・ドラモンド:スタッツ・プロフィール ミニマム契約とは

タウンズとの交渉も、単純に選手の実力や評価だけではなく、今後数年間のチーム編成全体を考えた判断になっている。

## 契約延長の資格を持つ選手はタウンズだけではない 現在、ニックスではタウンズ以外にも複数の選手が契約延長の資格を持っている。 ジョシュ・ハートは来シーズンがチームオプションとなっており、マイルズ・マクブライドとタイラー・コレックも新たな契約を結ぶ資格がある。

つまりニックスとしては、タウンズ1人の契約だけを考えればいいわけではない。 今後も優勝争いを続けるには、主力だけでなくローテーション全体を維持する必要があり、そのためにはサラリー配分が重要になる。

## 2025-26シーズン、タウンズはニックスの優勝に貢献 タウンズは昨シーズン、ニックスが53年ぶりにNBAタイトルを獲得する上で中心的な役割を果たした。 自身6度目のオールスターに選出され、プレーオフでは平均15.9得点、10.6リバウンド、4.9アシストを記録。 タウンズの詳細スタッツはこちら 加入後すぐにチームの主力として結果を残しただけに、今回の契約交渉では自身への評価をより高く求めるのも不自然ではない。

タウンズ自身も、優勝後に考えていることは「どうすればもう一度優勝できるか」だけだと語っている。 「僕の頭の中にあるのは、どうすればもう一度優勝できるかということだ。どうすればこのトロフィーを今夏だけでなく、ニューヨークに留めておけるかを考えている」 契約交渉への失望を認めながらも、現時点ではチームの目標を優先する姿勢を示している。

## 10月19日が一つの重要な期限 タウンズの契約状況には、もう一つ重要なポイントがある。 タウンズは 今シーズンの年俸は5700万ドルで、来シーズンは6110万ドルのプレイヤーオプションを持っている。 プレイヤーオプションとは:選手が契約を行使するのか破棄するのかの権利を持っている

シーズン中にニックスと契約延長交渉を続けるためには、10月19日までにこの6100万ドルのオプションを放棄する必要がある。 もしオプションを放棄しなければ、ニックスはシーズン終了までタウンズ本人や代理人と契約延長について正式に交渉することができない。 その場合、タウンズは6100万ドルのプレイヤーオプションを保持したまま、契約最終年を迎えることになる。 タウンズ自身は現時点で、その先の判断について深く考えていないとしている。

「まさかここまで来るとは思っていなかった。でも今は、チームにとって一番大切なのはバスケットボールに集中することだと思う」

## 最大2億7600万ドルか、チームの柔軟性か

今回の交渉は、タウンズ個人の契約額だけの問題ではない。 ニックスはNBA王者として連覇を狙う一方、セカンドエプロンを回避しながら現在の戦力を維持する必要がある。 タウンズ側から見れば、自身は優勝に貢献し、最大4年2億7600万ドルを受け取れる資格を持つ。 一方ニックス側から見れば、1人の選手に最大契約を与えることで、今後の補強やジョシュ・ハート、マイルズ・マクブライド、タイラー・コレックらとの契約に影響が出る可能性がある。

現在提示されている4年約2億ドルと、最大額2億7600万ドル。 約7600万ドルの差をどこまで埋められるのか。

そしてタウンズが10月19日までに6100万ドルのプレイヤーオプションをどう扱うのか。 ニックスの連覇を目指すシーズンの裏で、フランチャイズの今後を左右する契約交渉が続いている。

そしてタウンズは、セカンドエプロンの影響でトレードでニックスに放出されているという事実も面白い

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構成●NBA Front Office Japan編集部

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